災害時に重宝したメディア

水害のあと、中越地震が起きたりもしたのですが、それぞれに対処するための細かい諸注意はさておき、共通してとても役だったのがラジオでした。

SONY 手回し充電ラジオ シルバー

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災害発生時はテレビなどで情報を確認したのですが、その後 変化する状況に最も対応して情報発信を続けていたのがラジオでしたね。
例えば 7.13水害のときには、災害の報道はもちろんテレビでも行っていましたし、そちらの方が分りやすかったのですが、ラジオでは、それに加えてどの病院・診療所が生きてるか?それとも閉鎖しているのか?またどこの地区のスーパーが営業時間を伸ばして対処している、といった情報を随時更新しているなど、より木目細かいニュースを手に入れることが可能でした。


また、災害発生から数日後になると、テレビ・新聞では他のニュースにも時間を割いて報道する必要があるわけです。利用者は被災地だけではないですから、世の中の変化する出来事にも対応しなければなりませんから、時間経過とともにテレビ・新聞から得られる災害関連の情報は少なくなってきます。
しかしラジオ番組では……特に地方のFM局でしたから……、多くのリソースを災害情報に割けることができるわけで、臨機応変な対応にも優れていましたね。例えば「髪をおさげにした女の子が映ったアルバムが流れついてきたけれども、心当たりのある方はお問い合わせ下さい」みたいな、とても些細なニュースとかにも応じていましたし。


ただ、これはあくまで3年前の話で、それからインターネット・携帯電話などの技術の発達はありますから、そちらも便利は便利になっているでしょう。自動配信で災害情報を発する自治体もありますから、即時性でも秀でているとは思います。ですが、ネットを利用するには色々とインフラが必要なのが最大のネックで、ラジオの電池(手回しもあります)があれば、どこでも情報を得られる手軽さには敵わないですね。