芸術なので秋

新潟市新津美術館

新潟市新津美術館 で開催されている 現代美術のABC に行ってきました。
普段から休日は小中学生無料の美術館なのですが、芸術の秋ということか、この企画は平日も中学生以下無料になってます。そのため混んでいるかと思いきや、結構空いていたので意外。内容が難しそうだからかな。


「現代美術のABC」というタイトルの通り、キャプションが丁寧に作られていて一つ一つ分かりやすく解説がしてありました。
気になったのは、野村仁 さんのアナレンマ

アナレンマとは、地球が太陽の周りを1年間かけて回るあいだに、一定時刻の太陽が空に描く8の字形の軌道のことだ。

午前、正午、午後と三枚のアナレンマを展示してありました。撮影は大変そう。


それと巨大ピンホール写真の佐藤時啓さん、以前スラドにも取り上げられたのだけれど
スラッシュドット ジャパン | でっかいカメラ
人が入れるほど大きな、しかも移動式のピンホール写真で撮影している方。カメラ本体が無かったは残念ですが、しかし驚いたのは、とても大きい印画紙。驚きのあまりちょっと正確なサイズはメモし忘れたのですが、カメラの中に入っている2人の人間が映りこんでいたから、最低でも2畳くらいの印画紙。
というかどうやって現像液に浸すんだろ?


あと気になったのは、澤田知子 さんの作品、卒業写真の体でクラス全員を1人でこなしていたのは異様でしたね。また微妙な合成具合で浮いてて不自然さが際立っていたし。


柳幸典 さんの国旗の作品も面白かったですね。会場に展示してあったのとは違いますが、こういう感じ
The 38th Parallel
彩色した砂で作った、国旗のパネルをビニールの管で連結させて、その中をアリが自由に移動できるというインスタレーション。アリが国の境を超える、というようなメッセージでしょうか。
展示していた作品には生きたアリはいなかったのですが、訴求性と供にユニークで印象に残りました。

 
ラーメンズ
ラーメンズ

日曜日には、りゅーとぴあ に行ってラーメンズの公演観ました。
あ、でも、感想書くのはどうなのかな、新潟が最後の公演なのだけれども、これも「ネタばれ」に当たるのだろうか。一応本編については自粛しておきます。

Rahmens presents Golden Balls Live
作・演出:小林賢太郎
出演:片桐仁久ヶ沢徹西田征史野間口徹小林賢太郎

面白かったのは、前回公演の東京で「この役者に言わせたい台詞」というアンケートを取ったとかで、それをカーテンコールで披露してウケました。


片桐さんが

ぼ、僕は痴漢じゃないですぅ!

とか、


特に小林賢太郎さんがムスカの名台詞

見ろ!人がゴミのようだ!

を演じたのには大爆笑でしたね。


ただメガネをかけてなかったのは残念でしたぁ。メガネをかけてあの台詞だったら、感激のあまり失禁する乙女もいたんじゃなかろうか?というくらいバッチリはまってました。