ドット絵 ≠ ファミコン風



今回のドット絵の色味がおかしいのは、ちょっとファミコン風のドット絵を目指したからでした。
上でも紹介した

ファミコン音源で『みくみくにしてあげる♪』作ってみた
で「このドット絵ファミコン風じゃないだろ」といったコメントがあって、


「いや、ファミコン風に描いたつもりはないんだがなぁ」 と思いつつも、せっかくなので、ファミコン風というものに挑戦してみようかなと考えて色々と調べてみました。

こちらなどが分かりやすいでしょうか。


調べてみると使える色数にも、種類にも厳しい制限があり、

まず、ファミコンのパレットは1キャラクター4色です。ただし、必ず透明がありますので実際には3色となります。
この3色セットが、4パレットあります。さらに、このパレットがスプライトとBGで別々に設定できます。
また「すべてが透明」の部分に表示する背景色も指定できます。
つまり、3色*4パレット*2(スプライト・BG別)+1(背景色) = 25 色が1画面中に同時発色できます。

かつ

最大の特徴であるスプライトは、8×8dot、4色(うち一色は透明)のものが64枚使えます。

とその25色も自由に使えるわけではないようです。
ここら辺を踏まえつつも、「ファミコン風」のドット絵を書く場合、どの程度の再現にするか、というかそもそも初音ミクをスプライトとして想定するのか?など、色々考えて描いてみたものの

とても無理っぽいので*1、今回はそれらをすっぱり無視して、色だけファミコン風味になるように……と、かなり中途半端な結果になりました。
ちゃんとやるとしたら、さらに減色するか、ピクセルサイズを拡大するなどになりそうですが、……それにしてもファミコンって本当に厳しい環境だったのだなぁ、と改めて感心した次第です。

関連リンク

ファミコンの色、ファミコンパレットは元々がテレビの画面の色ですから、正確なRGB値は無いようで、いくつかのファミコンパレットがあるようなのですが、今回はこちらのパレット機能を利用しました。

Air」をファミコンに移植する、という驚異的な試みを行っている方。
YouTube

http://www.youtube.com/watch?v=zP2atoTMD20
ファミコンでもここまでできるのか、と ただただ驚きますね。

><

*1:私の技術不足で