ネットラジオ『斎藤千和・無責任編集 〜週刊うらGおふぁんたじー』が個人的にはすげー面白いんだけど、薦め難いでござるの巻
個人的にマイブームなのが、インターネットラジオを聴くこと。で気に入ってる番組があるので紹介してみよう、というエントリーです。
というわけで、まずはインターネットラジオについて簡単に説明
まずネットラジオって?
インターネットラジオ、というのは文字通り音声をインターネットを通じて配信するラジオ番組で、通常の電波のラジオ番組と比べ大きな利点として
- いつでも好きな時に聴ける
- クリアな音声
というところが挙げられるでしょうか。
基本的に音声データですから、過去の放送を簡単に保持できるのがメリット。とは言え、いつでも過去の放送が聴けるようになっているのは珍しく、配信期間は番組によって異なりますが1週間〜1ヶ月くらいが多いですね。
しかし、その期間内なら24時間いつでも自由な時間に聴ける、というのは非常に便利です。ここが電波のラジオと違い、ネットの強みを活かした特徴です。
もう一つの「クリアな音声」については、もちろん電波のラジオでも鮮明に聞こえることもあるのですが、電波状態が悪くノイズや混線が起きることがたまにあります。
具体的には、私は新潟に住んでいるのですが、ここから文化放送のラジオ番組を聴こうとすると、ハングルの番組が混信してしまって、非常に聞き取り難いんですね。その点、ネットラジオの場合ネットの環境が必要にはなりますが*1、それさえ構築できれば適切に聴けるのが非常に有り難いです。
ネットラジオの紹介など
ネットラジオも色々なジャンルがあるのですが、アニメ業界が力を入れているのでそれ関連だと
などでしょうか。
番組表というか、まとめページだと
- インターネットラジオ・テレビの番組表
- http://d.hatena.ne.jp/rayfalcon/(各番組のゲスト情報が詳しいです)
こちらが情報が充実していて、とても参考になります。
で、本題
私が好きなネットラジオ番組だと ひだまりラジオ×365、さよなら絶望放送などもお薦めなんですが、最近特に面白いなーと思うのが、表題の
斎藤千和・無責任編集 〜週刊うらGおふぁんたじー - アニメイトTV WEB
声優の斎藤千和さんが、雑誌『月刊Gファンタジー』の応援(宣伝)をしつつ、リスナーと一緒にオリジナルの作品を作っていく、というのが主な内容の番組です。
なぜ『うら』かと言うのは、『表』があるからになります。
そちらもやはり声優の寺島拓篤さんがやられてる 週刊ラGオファンタジー 〜寺島拓篤の宣伝会議 というのがあるんですね。こちらはとてもまともなラジオ番組です。
翻って『うら』の方はまともじゃないのか?というと、うん、……まともじゃないです。
この番組の大きな特徴は『うら』なので「非公式」扱いで「低予算」というのが大きなキーワードですね。雰囲気としては、本格的に放送が始まる前に告知を兼ねて配信されたプレ放送を聴いていただければ雰囲気が掴めるかと
- 週刊うらGおふぁんたじー - [第0回] 『創刊準備号』(18分22秒)
配信期限は10月17日(金)12:00までなので、割とギリギリなんですが、内容も結構ギリギリです。BGMを用意してないから出演者がその場で打楽器で演奏したり、ディレクターの第一声が「はぁ本当にこれでいいかしら?」だったり、収録が始まってからケータイの電源が入っていたのに気がつき(スタッフも)電源を切ったりと、非常に酷い内容なのが分かるかなと。
またその後の放送でも、BGMが無いからディレクター自らが KORG DS-10
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あまりにチープな番組進行で、毎回 必ず一回は斎藤千和さんの心が折れる音が聞える*2という。
なにが面白いの?
ダメなところばかりで全く番組の魅力を説明していないみたいになってますが、魅力としてはチープなところ、あと個人的に斎藤千和さんが好きなので、そうした環境でも奮闘するところが聴きどころですね。
また、以前 アニメイトTV WEB で斎藤千和さんがやっていたラジオ番組「ぱにらじだっしゅ!」が好きだったのも、大きいです。
この番組そのものは低予算というわけではなく、しっかりとした番組だったのですが、原作のマンガ・アニメの雰囲気を反映してかかなりフリーダムなラジオでとても面白いものでした。そうした要素は制作スタッフが同じ、「さよなら絶望放送」にも継承されているのですが、「週刊うらGおふぁんたじー」の方がさらに自由奔放で、ユニークだなー、「ぱにらじ」みたいで面白いなー。
でも
という人が楽しめるかどうか?は、やや疑問でもあります。「普通のラジオ番組ではあまりやらないことなので面白い」という部分があるのですが、そもそも「普通のラジオ番組」を聴いたことがないと理解し難いかなと。
なので、
にはお薦めだけど、そうじゃないと厳しいかなーというところ。万人受けはできないでしょうし。いや、個人的にはすげー大好きなラジオ番組なんですけれど。面白さを伝えるのは、うーん、私の文章力だと難しいなー、っていう。
仮に薦めてみて、第0回、または第1回、の放送を聴いてみて「なんだこりゃ?」「よく分からない」っていう感想を抱くであろう情景を容易に想像つくので、ま、興味があったらあんまり期待しないで聴いてみてください。
追記:用語集
ちょっとでも分かりやすいように、簡単な用語集を作ってみます
- 斎藤千和
- 声優。詳しくは wikipedia:斎藤千和
- 千和先生
- 斎藤千和さんのこと。後述するアニメ「ぱにぽにだっしゅ!」にて主人公で教師役を演じていたため、「ぱにらじ」番組内でも先生というていでリスナーから呼ばれていた
- シュガーちゃん
- ラジオのディレクター
- ぱにらじ
- 上でもちょっと書きましたが、以前同じアニメイトTV WEB内で配信されていたラジオ番組「ぱにらじだっしゅ!」のこと。ぱにらじのリスナーのことを「ぱリスナー」と言ったりもする
- ジングル
- 『ジングルとは、ラジオ番組などでコマーシャルの開始や終了、又は楽曲の切り替わりなど、番組の節目に挿入される短い音楽などの総称。(wikipedia:ジングル (ラジオ) )』。この番組では用意されていないので、打楽器などで即興で作ったりしている。
- 寺島拓篤
- 声優。詳しくは wikipedia:寺島拓篤 。「うら」に対して「表」の番組のパーソナリティなので、よく話題になる
- 週刊ラGオファンタジー 〜寺島拓篤の宣伝会議
- 「表」の月刊Gファンタジーのラジオ番組。といって、「うら」と対立しているというわけでもない
- ティッシュ
- 斎藤千和さんが溺愛する愛犬
- タカコ
- 斎藤千和さんのお母さん、しばしばラジオで話題になる
- エムサスタイル
- アニメ関連の情報番組「エムサスタイル」。月一更新、斎藤千和さんが毎回ゲストを迎えている。
「ぱにらじ」について
「週刊うらGおふぁんたじー」の前身番組に当たる「ぱにらじだっしゅ!」については過去の放送の配信も終了しているのですが、人気番組でしたから放送内容をCDにまとめたものが販売されています
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ちなみに名前から分かるかと思うのですが、「ぱにらじだっしゅ!」は「月刊 Gファンタジー」に連載してるマンガ「ぱにぽに」及びそのアニメ「ぱにらじだっしゅ!」の宣伝番組でした
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