歓声としてのはてなブックマーク
この辺りに関連して
「議論を広げたい」と思っているのは、被ブクマサイドであって、ブックマーカーの方ではありません。「このエントリについて俺はこう思った。以上」というのがブックマーカーであって、そこから話題の広がりを期待していないのです。
という部分については同意なのですが、ちょっと整理してみます。
ところで昨日は地元 新潟スタジアムでイエメン対日本戦が行われました、それにちなんだというわけではないのですが、ここでは はてなブックマーカー達=観客として喩えてみます
被ブックマーク側(ブログ主)がフィールドのプレイヤーです。
例えば
このようにいいプレイをしたら歓声が沸く訳です。
ですが、内容によっては
こうしたネガティブなコメント付けられてしまうかもしれません。
ここでは観客は、フィールドの人間に対して意見をしているわけでなく、感想を述べているだけ。相手に声は届くかもしれませんが、聞き取れないかもしれません、またそうした意見が役に立つかもしれませんが、役立たないこともあるでしょう。
観客というのは気ままなもので、フィールドにいる人間に対して無責任に厳しいこと言ったりするものです。
そうして見た場合、コミュニケーションとしては一方的なものになります。
ただ、どんな発言でもプレイヤーがスルーできるわけではなく
中には、観客(ブックマーカーたち)に水を向ける場合もあります。
だから、そうした行為を見て
ブクマコメントにすぐに反応するブロガーって滑稽だと思う。
と滑稽だと、言う人もいるようです、確かにサッカー場では観客に食って掛かる選手はいませんからね。
ただ、こちらは野球の例え話ですが、岩井俊二さんがこのような話をしたそうです。
「バカヤロー」とか、いろいろなヤジを飛ばす中で
松井がファーボールで塁に出たあとに、
「5番、清原にかわって、あなた」と呼ばれて、
あなたは打席に立つことができるか、と、
(中略)
一般客席から
バッターボックスにどう行けばいいかもわからない。
「どう立ってどう構えるかもしれないあなたは、
球を投げて打つかどうかということを、
もっと怖がるべきだ、評論せずに」
しかし、これはサッカーの例えなので、グラウンドには誰でも簡単に立つことができます。
え〜と↑あの図は、スタジアムのようなところではなくて、フットサルのような会場だと想像してみてください。観客席側からフィールドには誰でも通じる入り口が用意されています。
フィールドでプレイしている他の人に混じって、……つまりはブログなどでトラックバックを送る、といったことは誰にだってできるわけです。
もちろん、同じフィールドに立つということは、同じく他のブックマーカー達に見られるという立場になるわけですが。
そうした「見られる立場」にはブックマーカーたちは好んで進んできたりはしません。なぜなら観客であることに満足し、外野からわいわいとやるのが好きだからです。そうして、いざ反論されれば「なぜそんなに自意識過剰に反論するのだ」と自らが、自意識過剰に反論するわけです。
もちろん、応答するか否かについては強制できませんし自由です。
当然のことですが blogにつけられたコメント、トラックバックに対しても同様に応答するのは強制できません。
ただ、blogでもそうですが、その発言について責任を持てないのならば、パブリックにするリスクを考えるべきです。
責任をとられない発言ができる場は他にもありますし*1、それらを使わずに、はてなブックマークにコメントをしているにも関わらず、いざ blog管理者に突っ込まれたからと言って反発をするのは如何なものでしょうか。
ですが、一つ断っておきたいのは、こうした主張はしているものの、別に強制をしているわけではないということです。
自分が作ったわけでもないウェブツールを「自分の理想通りに使ってくれ」という我侭だと思います。
はてなブックマークは所詮 ツールの一つでしかないので、どう使おうと自由ですから*2これは、私の個人的な意見ということで。
「コメントに対する責任は取りたくないけれど、自由にブログについて主張したい、だがそれに反応されるのはゴメンだ」という主義で利用していても構いません。
ただ自由に使えるからと言って、どんなコメントに対しても無責任でいられるわけではないです。
そのコメントは誰に向けられたものでしょうか?
ブログの管理人がコメントについて、反応を返したら、
「いや、ブックマークは個人的なメモだし」
「オレはブックマークのコメントは書きたいけれど、議論には参加したくないから」
などと言い訳をするのでしょうか?
私はそうした人間の意見は信用できません。
重ねて言いますが、応答の強制はできませんし、何らペナルティがあるわけではないですが、そうした対応には、まぁ、私は 2ちゃんねるの書き込み*3くらいの印象をその人に向けるだけです。
とは言っても
ブックマークのコメントに反応したことについて、相手に通知する手段が少ないのが難点。
発言の責任云々とかと書いたものの、反応されたことに、素で気がつかない、という場合もありますからね。
自分自身で自分のエントリーをブックマークする……セルフブックマークをして反応を返したり、エントリーページを編集したり、または新たにエントリーを書くというのも一つの手段ではあります。また相手がはてなダイアリーなどブログを利用していればトラックバックで通知もできますけれども、ブックマークだけを利用しているユーザーだと、投げ銭くらいしか確実な方法はないですね。
あと、基本的にスルーという点も同意です。
ブックマーカーたちもリアクションが欲しければコメント欄に書くなりするでしょうから。
自分でもそうですが、ブックマークのコメントには返答をあまり期待しない、という意識はあります。そうしたブックマーカーをどう議論の場に参加させるか、については色々な工夫が必要である、というのも同意ですね。
書いた後で知って落ちこんだ
駄文ログ:ブックマークに対する苦情へのQ&A
こちらのエントリーの方がはるかに完成度が高くて(内容もネタとしても)、書かなきゃ良かったと思った。でもせっかく書いたので載せったった。
おまけ
使わなかったものとか
ナイスパス!
サッカーだと思って参加してみたら、実はバスケだった
青龍刀を持っていた
はてな団扇を考えてみた
いやぁ〜、暑いですね。夏と言ったら祭り、ということで
おそらく2009年の夏ごろに行われるであろう、日米同時開催(シリコンバレーと京都で)の「ドキッ!はてなだらけのカーニバル」略して「はだか祭り」用のうちわを考えてみました。
このうちわがお祭り会場の参加証になる……という仕組みはまだありません。
インスパイヤ元
Tubbypaws - hello mr fan
こちらのうちわがとてもカワイイので、衝動的に描いてみました。
キツネノカミソリ in 角田山
先日 角田山に登って来ました。
でも目的は山でなくてキツネノカミソリという花。ヒバンバナに似た野草なのですが、どうやら角田山に群生地があるよ、とのことなので。正直あまり期待していなかったこともあって、カメラを持っていかずに登ってしまったため写真がありませんが、いやぁ〜キレイでしたね。登山道の脇にも生えていましたが、斜面一帯に咲いていて圧巻でした。これは人に薦めたくなるのは納得。
まだ蕾のものもあったので、この1週間くらいは見れそうです。
私が行ったのは浦浜からの登り口
時間にして登り始めから20分ぐらいでしょうか、ただキツネノカミソリが群生してあるのはその近辺だけで、もうちょっと登るともうなくなってしまいます。花が目当てなら頂上まで行く必要はないですね。
あと、他の登り口にあるかはちょっと分からないです、教えていただいたのが浦浜からなので。
あと、弥彦山辺りでも群生地あるらしいです、今度はそちらにも行ってみようかな。
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