Amazonアソシエイト・プログラムアカウントが閉鎖されて、復帰した話

タイトルの通りなんですが、こんなことが起きたので、久しぶりにブログを更新してみます。

この記事の概要

  • 私と全く無関係なサイトが規約違反とされ、なぜかAmazonアソシエイト・プログラムアカウントが閉鎖
  • 当然、心当たりがない濡れ衣なので「不服申立」を行う
  • アカウントは無事復帰する
  • この事例が非常に珍しいのか?よくあることなのか?が分からんので、今回ブログを書いた



以下、詳しい経緯についての説明です。

経緯について

このブログは最終更新が2016年9月でほとんど休眠中だったのですが、先日Amazonからこんなメールが来ました。

アソシエイト・プログラムアカウントの閉鎖

2020年5月11日(月)のメール

いつもAmazon アソシエイト・プログラムをご利用いただき、誠にありがとうございます。


本日付で、お客様のアソシエイト・プログラムアカウントを閉鎖させていただきました。


お客様のアカウントが閉鎖となった理由:
Amazonアソシエイト・プログラムの継続的監視の一環として、当社はお客様のアカウントを再調査しました。
調査により、当社は、お客様が以下に記載の運営規約を遵守していないと判断しました。

Amazonアソシエイト・プログラム運営規約: https://affiliate.amazon.co.jp/help/operating/agreement

違反には以下が含まれます:


  • 貴殿のサイトは、性的に露骨、暴力的、名誉毀損的、名誉毀損的な内容が含まれているか、

差別的または違法行為を促進する可能性がある、または、13歳未満の子供向けであるため、アソシエイト・プログラムへの参加資格がありません
上記違反の例はここに記載されています-https://iroirolovecome.mixh.jp/fc2

お客様にご対応いただきたい内容:
お客様のサイト内にあるAmazonマークの使用を中止し、Amazonサイトへのすべてのリンクを速やかに削除しなければなりません。

運営規約違反と判断致しましたので、閉鎖されたアカウントの再開、および該当のアカウントについての紹介料の支払いは行われません。また、Amazonは、その裁量で予告なく、ご利用中の別アカウントまたは今後作成されるアカウントを閉鎖し、紹介料の支払いを停止する権利を留保します。

なお、限定的ではありますが、本閉鎖については不服申立が可能である場合がございます。詳細については、ここに記載の「不服申立」のヘルプを参照してください。https://affiliate.amazon.co.jp/help/node/topic/gacdbrfkvdtxspth.

Amazon.co.jp カスタマーサービス アソシエイト・プログラムスタッフ

あまりメールをチェックしていなかったのでこのメールに最初に気がついたのが、15日(金)でした。
始めはよくあるフィッシング詐欺かと考えたものの、メールアドレスは本物でしたし、実際にアソシエイト・プログラムアカウントが閉鎖されていました。
こりゃぁ、マジなんだな、と慌てて対応をしました。

無関係なエロサイトと私

メールをよく読むと規約違反とされています。
しかし、その例として挙げられたURLは私には全く心当たりの無いエロサイトでした。
上記の引用部分では一応URLも載せていますが、本当に普通のエロサイトなんで、アクセスしない方が良いです。

私のブログの特定の記事が規約違反である……というのならばまだ理解できるのですが、全く無関係なエロサイトが「違反の例」とされて、なぜかアソシエイト・プログラムアカウントが閉鎖されてしまっている、という状況を把握したときはあまりに不思議な事態すぎて、しばらく混乱しました。
しかし、こちらには非が無いにもかかわらず、閉鎖されてしまうのはとても理不尽なので、すぐに不服申立を行いました。



Amazonに「不服申立」をする

メールの最後にある通り、閉鎖措置に対しては不服申立が行えます。


運営規約違反によりアカウントが閉鎖されました。どうしたら再開できますか? - ヘルプ - アソシエイト・セントラル

Amazonアソシエイト・プログラムの参加者はお客様の信頼を損なうような行為をしてはなりません。もしお客様の信頼を損なう、という以外の理由によりアカウントの閉鎖された場合、例えば、警告に対応をしなかった場合など、問題点を解決し、報告を行うことでアカウントを再開できる可能性があります。


お客様の信頼を損なうような違反がありアカウント閉鎖となった場合、私たちの認識が間違っていたことを示す証拠をご提示ください。その証拠についてのみ審査を行います。


再開を希望する場合、アカウントの閉鎖から5営業日以内に お問い合わせフォーム お問い合わせフォームの「運営規約違反により閉鎖されたアカウントの再開依頼」に必要な情報を入力し、お問い合わせください。

運営規約違反によりアカウントが閉鎖されました。どうしたら再開できますか?

このヘルプ項目を参考にして

  • 規約違反とされたエロサイトと私は無関係であること
  • そのためアカウント閉鎖は不当な措置であること

を説明して問い合わせフォームから「運営規約違反により閉鎖されたアカウントの再開依頼」として、15日(金)に不服申立を行いました。


その後、19日(火)にAmazonから返信が来ました

アカウントは無事に再開された、が

2020年5月19日(火)のメール

いつもAmazon アソシエイト・プログラムをご利用いただき、誠にありがとうございます。

Amazonアソシエイト・プログラム運営規約の順守にご協力いただき、ありがとうございます。

ご連絡いただいた内容から判断した結果、貴殿のアソシエイト・アカウントを再開し、紹介料についても再計上させていただきました。

今後Amazonアソシエイト・プログラムをご利用いただくことにより、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約に同意されたものとみなし、また継続して同規約を順守していただく必要があります。

Amazonアソシエイト・プログラム運営規約を確認するには下記リンクをご覧ください。
https://affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/agreement

その他にもご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

貴殿のご協力と、アソシエイト・プログラムのご参加に感謝申し上げます。

Amazon.co.jp カスタマーサービス アソシエイト・プログラムスタッフ

このメールのあと確認したら、Amazonアソシエイト・プログラムアカウントは無事に復帰していました。
これで万事解決!
めでたし、めでたし……と単純に喜べるかというと、そうでもないんですよね。

問題はこの誤判定がどれくらい珍しいのか?

今回の件については誤解が解けて無事にアソシエイト・プログラムアカウントが復帰したので、個人的なトラブルとしては解決……なんですが、問題はこうした誤判定がどれくらい珍しいのか?ということ。
ものすごい低確率で起きた出来事なら良いのですが、そうじゃない可能性があるのかもしれません。

……というのも、誤判定が増えている事例があるんですよね。

YouTubeと誤BAN

これはAmazonではなく、YouTubeの話になりますが放送中にYouTube側から中止されてしまうこと:いわゆる誤BANがここ最近は増えています。
詳しい経緯はこちらの記事で解説されています

要するに、YouTubeでは

  • 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で通常通りの仕事が難しい
  • 人員不足のため、AIの稼働を増やしてガイドライン違反を監視している
  • そのため、誤って違反を検出してしまう

といった事態が起きているようです。


繰り返しますが、これはあくまでYouTubeの話なんですが、同様のことがAmazonでも起きているのではないか?という疑問が浮かびました。
ただこれは個人では調べようが無いので、こうしてブログの記事を書いています。

Amazonからのメールをきちんとチェックしよう

私のブログのように、かつては運営していたが何年も更新せずほったらかしの人って多いのではないでしょうか。
またAmazonからのメールをあまりチェックしていない人も少なく無いと思います。

なにより私自身そうで、Amazonで買い物をしたときはチェックしますが、普段はあんまりメールを見ていないんですよね。今回もメールで通知されてから数日経ってようやく気がつきました。
しかし、もし仮にアカウント閉鎖された場合には「5営業日以内」に不服申立を行う必要がありますから、こまめにチェックが必要になります。
ですので、

  • 放置しているブログがある
  • Amazonからのメールをあまりチェックしていない

という人は、念のため今すぐに確認をしておいた方が良いでしょう。

まとめとこの記事の理由

同様の事例がどれくらいあるのか?

今回のような事例がどれくらい起きているのか?が個人的には一番興味があって、この記事を書いた理由でもあります。
日本で私だけしか起きていない、というのであれば「たまたまアンラッキーだったね」で済む話なんですが、そうじゃないんだったら、困るよね、という。



補足などいくつか

アソシエイト・プログラムアカウントが閉鎖されていてもAmazonで買い物はできる

あくまでアソシエイト・プログラムアカウントが閉鎖されているだけなので、買い物自体には特に問題はありませんでした。

閉鎖中はログインできない

通常は https://affiliate.amazon.co.jp/ からログインができますが、閉鎖中はログインが完了できません。

アソシエイト・プログラムをしていたサイトの指定

Amazonアソシエイト・プログラムではどのサイトでアソシエイトを行うかを事前に登録しています。
ウェブサイトとモバイルアプリの変更 - アカウントの管理 - Amazonアソシエイト
私の場合はこのようにしていました。

これはアカウント復帰後の2020年5月19日時点でのスクリーンショット
このブログと、Twitter、あとは現在は既に閉鎖されたはてなグループの3つを指定していました。
ただはてなグループは閉鎖済み、Twitterは登録はしてたものの、実際にアソシエイトIDをつけて投稿したことが無かったので実際にはこのブログ以外にはアソシエイトはやっていませんでしたね。