高校生のころ

高校生以上になると、耳のことはかなり放っておかれます。あまり正面切って

その耳どうしたの?
と尋ねられることは少なく、また事情を話すと大抵は悪いことを訊いたなぁみたいなリアクションを取られることになります
ある程度、儀礼的無関心というのが学習できる年代なのではないでしょうか?というので、高校生からはこの耳でどうこうしたような憶えはありません


ただ、その頃からこの耳について自分自身で疑問に思うことがあり、また悩んだりもしました。学校の図書館にあった医学書とかで、調べて「小耳症」という言葉を知ったのもこのころだったように思います
ただ、参考にした医学書がめちゃくちゃ古かったのでそこに書いてある情報の信憑性が限りなく低かったのですけれど
それでもこの耳が医学書にも載っているような病気であり、世の中には昔からあった、また遺伝するかどうかはよく分かっていないという風な記述はちょっと希望の持てるものでした