キャラクター商品でペイする
ベルヴィル・ランディブーを観て思ったのは、かわいいキャラクターがいなかったこと。
具体的にはぬいぐるみとかにして、映画館の売店で売られそうなキャラクターは出てなかった。
日本のアニメ映画だと、ペンケースやら、下敷き、ぬいぐるみとかキャラクターグッズってあれこれ売っているものだけど、あちらではそういう販路がないのか需要がないのか、それともフランスではあのキャラクターがかわいいのかは分からないけれど、少なくともグッズ販売は難しそう。
ハウルなんかでも、カルシファーのぬいぐるみを販売しているし、攻殻機動隊だとフィギュアなど、とターゲットにする層はさまざまだけど、アニメ作品には関連商品が企画される。これは別に日本だけでなくて、SWとか指輪物語でもキャラクターがフィギュアになったりして売られるから、アメリカだって似たような状況だと思う。
ひどい例になると、最初からグッズ販売を当て込んでいるような、わざとらしい「かわいい」キャラクターが作中に出たりして、そういうのを観ると一気に冷めるけど、ベルヴィル・ランディブーではそういった意図は見られなかった。
なんか大人の映画だよな、と思ったのはそういう辺り。
似たような感想は、今敏作品もそうだな。
ただ、関連グッズを作って売った方が、商業的には実入りは大きいンだろうけど。
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