日食時の木漏れ陽のピンホール効果
[鏡] 辺境から戯れ言 経由で知ったのですが、
Eclipse pin-hole effect - YouTube
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これはすごいです。
まずはそちらをご覧下さい。そのまま向こうに行ってもいいのですが、なんでこんなことが?と思ったら、戻ってみて下さい。
原理的には、カメラに詳しい人や、ピンホール写真をやる方にはすぐ分かるかと思いますが、木漏れ陽の一つ一つが カメラオブスキュラ になっているので、ああいう像を結ぶ訳です。
この図は、カメラオブスキュラの説明ですが、ピンホールカメラはこういう原理で暗箱に像を結びます。それと同じように、木の葉の隙間がピンホール穴に当たり、こうした仕組みで像、ここでは太陽の形が地面に投影されます。
もちろん普段でも同じようにるのですが、いつもは丸い形なので、なかなかそれには気がつき難いですけれど。
このピンホール効果を巧く利用した、作家というと木村崇人さんのものがありますね。
これは、2003年夏に水戸美術館で行われた、「こもれび」展での写真。
会場内は撮影禁止だったのですけれど、受付付近にあるこのディスプレイは撮影可でした。どういう装置かというと、
図の通り、上から星の形をした型で光源を覆っていて、下に向かって照らしています。
その中で手などで細かい隙間を作ってみると、影の中に星の形が浮かび上がります。下はそのディスプレイで試したもの。
ちなみに、このときは1人で行ったので、学芸員の方に手伝ってもらって写真を撮りました、映っている手はその方の手です。
星の形になっているのが、分かるかと思います。
仕組み自体は、かなり単純なのですが、実際やってみるとかなり感動できます、ご家庭でも簡単にできますし。
作成には普通の電球に型紙なんかを設置して、試してみても良いですが、こちらではパソコンのモニターを利用した方法を紹介していますね。
あなたが描く私の木漏れ日 - hirax.net
これだと手軽に自由な形できますし、結構キレイに像を映せます。
関連
- 木村崇人展「木もれ陽プロジェクト」(PDFファイル)
検索してみたら、ヒットしたもの、スパイラルで「木もれ陽プロジェクト」をした時の資料かな?
これとは、あんまり関係ないのですが、私がピンホールカメラに興味を持ったのは、この「木もれ陽プロジェクト」を知ったからでした。単純な仕組みで像を結ぶ、というのは原理自体は理解していたものの、実際にやってみると とても面白く、またピンホールカメラは 自分で簡単に制作できるというのも魅力的でしたね。
……けれど、最近は撮っていませんけれど……。
でも、今年の 世界ピンホール写真デー は4月30なので、それまでには新しいカメラを作ってまたチャレンジしようかな。
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