Kostnice + Amazon書影いじり(骨格標本で一言)
先日 YouTube などで集めた短編アニメーション集 を紹介したのですが、これはちょっと番外編。
監督はそのときにも取り上げた ヤン・シュヴァンクマイエル (Jan Svankmajer) 。ただ、これは毛色が違い、ドキュメンタリータッチなのでこちらで補足です。
Kostnice 10:14 (1970)
http://video.google.com/videoplay?docid=-5464393920769221032
膨大な数の骨を積み上げた Kostnice を描いた映画。
チェコに実際にある「納骨堂」のドキュメンタリー。
- 場所は大体この辺り。
map:x15.2701y49.9500
はてなマップはまだヨーロッパの地図に対応していないみたいなので、GoogleMaps の方も。
http://maps.google.co.jp/maps?ll=49.950019,15.270073
あんまりにも膨大なので、むしろリアリティが無いように見えますが、全て人骨でその数は数万体にも及ぶそうです。
参考
- ヤン・シュヴァンクマイエルの食卓 - ヤン巡礼チェコ旅行1999
- エルエル - Ossuary教会(ドクロ教会)
- Kostnice Ossuary, Kutna Hora, Sedlec, Church of Bones
あと、こちらでも Kostnice についてとても分かりやすくまとめられています(2006/07/04:追記)。
そして公式サイト
http://www.kostnice.cz/
被写体がインパクトありすぎて、アニメっぽくする必要もなく、非現実感がでてます。しかし、人骨を使ってシャンデリアとか、ちょっと思いつかない発想、さすが 「グロテスク」の語源がチェコ というのは伊達じゃないですね。
しかし、よ〜く観てみると、頭蓋骨はともかく大腿骨などを効果的に配置して、製作者のそれなりこだわりが理解できます。あぁ、骨にも装飾に向いている骨と、向いていない骨があるんだなーということも分かりますね。
などと、この先 全く役立つことのなさそうな無駄な知識 も手に入れることができます。
個人的には、仙骨を意識的に配置しているのが好感が持てました。
単純に仙骨の形状が好きなのもありますが、穴が複数空いていることから、陰影などのアクセントになりやすいのでしょう。
え〜と、仙骨は下の画像で言うと、黄色いきしめんみたいな神経束が穴に刺さっている骨です。
あとは、耳小骨なんかも好きな骨なのですが、さすがにこれは飾りつけには使えないですね。
で、ここからは趣向を変えて、Amazon書影を使った マイKostniceをやってみました。
Amazonには人体模型もいくつかあり、なかなか面白いです。というわけで レッツ Kostnice!
まぁこんな感じ。
ちなみに米Amazon だともっとアグレッシブな標本があって これとか 一体 何の用途なんだろ?
画像回転などはこちらを参考にしました。
Abusing Amazon images
こちらも参考になります。
以下は、個人的なメモとして、人体標本をピックアップしたりとか。
また今度使おうかなと。
画像が多いので、畳んでおきます。
ちょっと前に流行った、ジャケ写で一言ネタみたく、この形式も流行ったら面白いのに。
あと値段を見ると分かるのですが、どれもアホみたいに高いので、もし骨格標本に興味のある方ならば、ペーパークラフトの骨格標本がお手頃価格でお薦めです。
- 作者: 井上貴央,牛木辰男,和田洋一
- 出版社/メーカー: 西村書店
- 発売日: 2004/03/27
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こちらだと、ボーニーと違い接合部分に割りピンを使っているので、強度が高いのが特徴です。
- 作者: Not Available
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ただ、紙とは言え 人1人分の体積は激しく場所を取ります。モノがモノだけに場所も選びますし、購入する際にはそこら辺も考慮した方がイイですね。