「○○ちゃんのママ」への敬称問題
日本語で難しいのが敬称をどう使うかという問題。
一口に敬称と言っても「くん」「様」「ちゃん」「氏」など色々あるわけです。特にネットの場合は文字での交流になるので、発音として同じ「くん」でも、「君」なのか、それとも「クン」なのか?様々な表記の仕方があるでしょう。
私自身は普段、この日記やコメント欄に書きこむとき、基本的に
「相手の名前 + さん」
という使い方をしています。
「さん」であれば、女性でも男性でも、年下の方でも、また目上の方でも それほど失礼に当たらず、一律に広範囲に使えるので相手のプロフィールが曖昧なネットの交流で、あまり気を使わずに手軽に使用できるため重宝しています。
例えば、はてなユーザーIDの場合でも
- id:sampleさん
といった感じですね。
ただ、悩むのが表題にもしている「○○ちゃんママ」という場合、「○○ちゃん」というのはその方のお子さんのことです。
最近はちょっと遠のいているのですが、私と同じ先天性の耳介形成不良
の人が交流できる掲示板、というのを見ていた時期がありました。そこでは、障害を持った(私みたいな)人同士よりも、障害のある子供を持つ親同士の交流が盛んだったんですね。で、そこでよく見かけたのが「○○ちゃんママ」という表記。
こうした言い方は、ネット特有のものではなく、幼稚園・保育園などの親同士の交流の場ですとよくある言い方で、それはそれでいいのですが、その場合は実際に顔見知りですから相手の名前が分かるので「▽▽さん」(相手の名字など)と呼びやすいですよね。
でも、ネットだと「○○ちゃんママ」しか情報がないので、呼ぶ場合も「○○ちゃんママ」と言うしかないわけです。
で、敬称をつけるなら、うん、まぁ、「○○ちゃんママさん」となりますね。
いや、まだこれはいいのですが、さらに発展系として
「○○ママ」という場合もあります。
「○○」はお子様の名前です。
この場合がねー、他人様の子供を呼び捨てにしていいものかなー、と若干悩むところではあるんですよね。
原則「さん」付けルールを適用するなら
「○○さんママさん」
となりますが、それはちょっと違うだろ、と。
例えば「バカボンのパパ」に対して「バカボン君のパパさん」と言うか?と自問自答すると…………、うーん、まぁそういう言い方もありはありかー、と思ったり。でも気を使い過ぎて却ってバカにしてるように捉えられそうだな、とか。
ここら辺、まだ自分の中でルール化できてないので、何となく居心地悪いなー、というところ。
ちなみに、ペットのコミュニティでも「○○ちゃんママ」というのはありますね。この場合は「○○ちゃん」はイヌやネコの名前になりますが。