相部屋の人

1回目の入院の時は相部屋で、一緒の部屋だったのは中学1年生の男の子でした、当時小学生だった僕には随分大人に感じました。その子は、詳しい事情は分からないのですが、野口英世みたいに火傷したのか、手の指がくっついてしまい、くっついた指を元に戻すという手術をしていました
僕が入院していた時期には既に、小指と薬指の間、薬指と中指の間、中指と人差し指の間、の3回の手術を終え、あとは最後の人差し指と親指の間の手術をするだけ、という段階だったようで、随分入院生活にも慣れた様子でした
(えっと、手術の順番はもしかすると逆かもしれません、親指と人差し指の間の方が先かも)

彼に連れられて病院内を探検したり、テレビのある待合室に行ったりした憶えがあります