入院での思い出

2回目の入院の時にも相部屋で、4年生の男の子が一緒の部屋でした。僕は当時2年生だったので二つ年上となります。当時の2歳の年の差は大きく感じられ、その子がエッチなマンガ本を読んでいたのには「オトナ」だなぁと感心しました。まァ小学生レベルのエッチなマンガだったけれど
ただその彼は4年生の割に身体が小さく、また注射などがとても怖がっていて特に手術前に打つ全身麻酔の注射はとても嫌がりものすごい泣いて抵抗してました

当時は自分よりも年上なのにかっこわるいな、という風な印象だったのですが、僕が高校生くらいなってからふとそのことを思い出して母親に話すと、その子が小児ガンで、かなり長く入院生活を送っていたこと、また手術の回数も何度もしていたこと、を教えてくれました。そしてもう既に亡くなっているだろうということをその時初めて知りました。

入院していた当時は僕はそういうことには全く気がつかなかったのですが、注射を嫌がったりしていたのにもそういった事情があったのだなぁと思うと複雑な気持ちです