ボランティアについてあれこれ

君のために傘をさせたら

やっぱり昨日の通り、まとめて書いてこなかったので、箇条書き。ちなみに僕の場合は長岡にしか行っていないので、その点を考慮して下さい。

出会った人

ビックリしたのは、東京や横浜からわざわざ来た人。
中には仕事を辞めてまで来ている人もいて驚きました。所持金三千円とか。地震の発生直後のときには特に食品店などがやっていないし、宿も満杯だったのでどうやって寝泊まりしているのか訊いたら、避難所で泊まったりしているそうな・・・。
もちろん食べ物だって持参していないから、避難所で被災者用の食事を食べているとのこと・・・・。


えっと、確かに地震直後は自分の分の食事などと独自に確保するのは難しいだろうけれど、被災者用の食事を食べるなよなぁ。ま、まぁ、一応彼らの弁護しておくとなにも被災者にも割り振れないほどカツカツの状況ではないときで、余ったパンとか、おにぎりとかをいただいているようですし。
あとは夜は夜で、夜間のボランティア作業というのもあるみたいですが。


また他には全く何の問い合わせもしてない、さらには服装も普段着の方も。確かにセンターの方で軍手なども用意はしてたのですがね。
事前の問い合わせもやっぱり必要ですね。せっかく交通機関を乗り継いで、または車・バイクで駆け付けても、必要にされていない、じゃ意味ないですし。

出会った人2

逆のパターンとしては、きっちり備えをしている方も当然いました。ボランティアセンターの地図・連絡先を印刷してきたり、ニーズを問い合わせて確かめていたり、宿もとっていたり。準備は万端。
また日帰り予定の県内の方でも、もしやの場合の為に、車の中に毛布・寝袋を完備して現地入りする方もいて、見習わないとなァと思いました。

出会わなかった人

でも今回は「口ばっかりで自分は動かないおっさん」「サボってばかりいるおっさん」「持病を発症して救急車で運ばれる人」「いちゃついて働かないカップル」「いかにも学校主導で動員されてやる気のない大学生」とかには出会わなかったので良かったです。会う人会う人、方法は様々ですがみんながっつり働いていたので何より。
ちなみに上の人たちには水害のときに出会いました。

ボランティアの様子

割と地元の中高生、大学生が多く見られました。発生直後は特に学校がお休みのところが多かったので、若年層の動員が容易だったようです。あとは近隣の学校からの部活単位での応援なども見かけましたね。
水害のときにも参加した人もいて、やはりその時の経験が活かせているようです。災害慣れするのがいいンだか悪いンだか、よく分かンないですが。

受付・マッチング

ボランティアの数が増えてくると、受付して要請の合ったところへ割り振るのだけでも手間で、意気込んでボランティアセンターへ行ってもそれらの手続きだけで一時間以上待たされることもしばしばです。
仕方ないとは言え、これも忍耐ですね。この時間が面倒だからといって、飛び込みで行くわけにはいきませんし。

エンターテイメントボランティア

その受付がウザかったのもあって、特別職のエンターテイメントボランティアに申し込んだのですが、これもなかなか難しくて。
片づけやら掃除やら、高齢者の介助などはそれぞれニーズがあって、それを受けてセンターが人手を割り振るわけですが、この分野だと必要があって行くわけではないし、大体、相手先に企画を説明しなきゃならないわけで

バルーンアートって分かります?よく大道芸とかで、細長い風船をふくらまして、イヌとか花とか作ったりするパフォーマンスの・・・・
など、と理解してもらうのにも手間で。相手先だって暇じゃないですし。
幸い長岡には歩行者天国の時に、そういうパフォーマンスをする大道芸の方がいらっしゃるので、知っている方も多かったのですが、分かってもらえたからと言って受け入れてくれるとは限らず。言わば子供との遊び時間ですからね、そんな暇も場所もない、と言われたり。けんもほろろだったり。
あとは既に独自で、子供たちのケアを行っているところもあったりして、必要がなかったりとなかなか派遣されるまでにも時間がかかりました。

行った先で。

やはり感じたのは、被災されていても色々と気を使っているなぁとことですね。避難所で過ごしていてご自身も大変かと思うのですが、ボランティアの方にも気を使ってくださる方が多くて頭が下がります。
特に高齢の方でそういう傾向にありました、かえってこちらが恐縮してしまうほど。


子供たちは、そんなに心に傷を負っている、などということは感じませんでした。まァ僕が接した時間が短かったのもあると思います。ただ、テンションは低かったですね。とりあえず、風船をあげるなどして楽しんでもらえるようにしました。
あと記念撮影としてカメラを向けたらとても嫌がっていました。あぁ、軽率でした、やっぱりカメラなどには拒否感を持っているようですね。反省。

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