越後妻有アートトリエンナーレってなに?

越後妻有アートトリエンナーレというのは、

中越地域の合併状況

十日町市(旧川西町、松代町松之山町十日町市、中里村)と津南町で3年に1度行われるアートイベントです。
公式サイト




越後妻有アートトリエンナーレ」を細かく説明すると、

というような意味あいになります。
またの呼称が「大地の芸術祭」とも言われていますが、文字通り大地(自然)に芸術があるという感じで、こんな風に ずど〜ん とオブジェが置いてあります。



人里離れた山奥なんかに無造作に設置されているので、結構面白いですよ。
前述の通り、開催されるのは3年に1度、第1回目が2000年、2回目が03年、そして今年が3回目の開催となります。ただ、開催されるのは3年のブランクがありますが、いくつかの作品は期間が過ぎてもそのまま撤去せずに展示され続けています。
例えば上の写真の3つはそうした展示品で、これらはいつでも観に行くことが出来ます。
中には第1回目から展示されているものもありますし、今後そうした展示品が増えていって、アートに囲まれていくようになるんじゃないでしょうか。


会場は十日町市津南町の全土、といってもイイほど各地に点在しています。
正直なところ、3、4日では周りきれません。いくつかに絞って見に行った方がイイでしょう。移動はレンタサイクル、バスツアーなども用意されています、自転車で周られた方もいますが

なにせ広いのでやはり自動車で移動した方が良いです。またそれでも、駐車場から展示されているスペースまで結構歩くことがあるので、この時期は暑さ対策が必要ですね。


ただ、山の中だけに作品があるのではなく、町の中心部などにはまとまって展示されていることもありますので、あまり遠出しないで観覧することもできます。
他にも作品だけでなく、ワークショップなども行われていますから、日程を確認して参加するというのも面白いかもしれません。




全体としては、とにかく広く、またあちこちに変なオブジェが設置されていて、妙な雰囲気です。ぶっちゃけ、これって何がどうやったらアートなの?とか、一体どういうコンセプトなんだろう?という作品もあります(笑)が、総じて祭りっぽい印象でなかなか面白いイベントです。
作品を観続けていると、「アート」っていったい何だろう?などと「アート」に対する既成概念がグラグラと揺れてきて、変な看板とか、曲がった標識を見るだけで
「これも作品なんだろうか?」
と思い始めること請け合い。


美術館の空調の効いた中で、作品をじっくり鑑賞するのもそれはそれでいいですが、山奥の中で妙なオブジェと炎天下で対面してみるというのも得がたい体験です。




とまぁ、ここまで書いたものの、まだ今回のイベントには足を運んでいません、大体の雰囲気は変わらないとは思いますが。
それと、一応入場料が取られるところもあります、無料で展示されているものもありますけれども原則としてはパスポートがない場合は、ちゃんと入場料が必要だそうです、ただ実際は誰も監視していないところがほとんどなので、徴収はされることは少ないですが。パスポート(3500円)を購入するか入場料をちまちま払うかちょっと悩みどころですが(私も現在悩み中)、滞在期間や周る件数などを考えて選択した方がよさそうですね。パスポートがあると入場だけでなくて、色々と特典がついたりするみたいですし。