ネタがかぶってもイイじゃない
すみません、また昨日、一昨日のエントリーの補足なのですが
私がネットを始めた頃に熱心に見ていたのが、テキストサイトだった影響でしょうか、ネタはなるべくかぶらないようにすべし、的な意識が未だにありますね。
例えば ろじっくぱらだいす での、こうした一件などが印象に強いです。
ただ、いくらネタのかぶりを避けたいからと言って、現実問題として古今の全てのメディアに目を通すわけにもいきませんし、誰しも何かしらの事象から想起してアイデアを得ているので、完全に独自ものなんていうのは、ほとんどないわけです。
なので、ある程度の妥協は必要で
はてな学会の論文じゃないんだから
の通りで、あんまり固く考えることはないとも、思っています。
色々と切り口はあると思うんですよね。
例えば今 はてな界隈で流行ってるキーワードとしては「半熟たまご イナゴ」というのがありますが、それを食品としてネタにしたらどうか?と思いついて → 検索してみたら既にされている、と。
それが分かったときに、それじゃあ書くのをやめる、……というのも一つの選択肢ですが、例えばこれで本当にイナゴの佃煮を買ってきて、半熟たまごをかけた写真をアップしてみる*1、といった形でネタにするのもありですよね。
あーこの例えじゃ分かり難いな、えー、仮に違うネタとして「本物のイナゴ(昆虫の)を捕まえてくる」というエントリーがあったとして、
まず
- 補虫網で捕まえる
というエントリーが既にあったとしても、他の切り口としては
- 半熟たまごを半日放置して、イナゴが集まってくるのを待つ
といったやり方もある訳ですよね。
そうじゃなくても
- イナゴの美味しい調理法
- イナゴの佃煮を作るための真面目なレシピ
- イナゴイナゴって言うけど175R(いなごらいだー)さんに失礼だからやめろ!
- 逆切れ
- イナゴの生態について真剣に解説する
- 萌え小説を書く
- 多分、萌理賞で誰かやると思う
といった、同じようなネタでも、自分の得意なジャンルに持ちこむなど、要はどう構成して、どう面白く書くか、とかそういった味付けの部分での差異化っていうのはできるので、あんまり視野を狭くしたり、選択肢を減らしたくはないなとも考えていますから、それほど深刻に受け止めているわけではないです。
ネタがかぶるのが嫌なら
本当に誰ともネタのかぶらないエントリーを、書くなら実体験を綴るのが一番でしょうが、そればっかりも窮屈ですね。
例えば
彼女と別れことになったんだけれども、その後で一緒に共通の友人に会う予定があった。それはそれとして、その日までに TSUTAYA に返さなきゃいけない DVD があって、オレは嫌だったのに仕方なく観る羽目になって、ンでもって、その観た映画がドッグヴィルで
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という体験*2を書いた日記なら、誰ともかぶりようがないかもしれません。
ですが、それでも同じ体験をした人がいるのかもしれない*3、……なんて気にしてもしょうがないですよね。。
ただ、私の場合は「小耳症」という先天性の障害で、右耳がほとんど聞こえないという特徴があるので、それ関連の話ならほぼ誰ともネタがかぶらないで楽々書けるという面もあります。この病気は約1万人に1人の割合で発生するものなので、絶対数も少ないですし、同じような体験談そのものが少ないですから。
そういったエントリーもたまにはいいでしょうが、時々はネタっぽいエントリーも書きたいので、そのときにはちょっと注意しようかな、といったところです。