他人はそんなに耳のことまで見てないと思うよ、たぶん
散髪という名のギロチン台
- 先天的な障碍をもってます(箇所は耳で聞こえが少し?悪くて形も普通では無いです)
- 障碍者手帳もありますよー。軽度らしいですが。
を読んで、
私と似たような障害を持ってるようなので、
まずは自分語り
私の場合は、生まれつき右耳が変で
小学生の頃に手術をして
現在はこんな耳になってます
(詳しくは g:rikuo:keyword:小耳症)
形は手術しても変なままだし、右耳の聴力はほとんど無いのは変わらないけれど、今はメガネをかけられるようにはなっていたりする。
増田の人は、障害者手帳を持ってるということなので、私よりも聴力が低いのかもしれないだろう*1と思う、そういう条件は異なるものの、耳の形が違くてコンプレックスがあるのは、似ているかなと。
普段髪の毛で障碍のある耳を隠すようにしてます(隠せてないと思うけど)。やっぱすっげーコンプレックスなんだよね。
散髪という名のギロチン台
私自身も、高校生くらいまでこの耳が嫌で、髪の毛を伸ばして隠してた。
なので、その気持ちはすごい分かる。
でも、今は丸刈り。
これは、あるとき友人と話していて、悩みとかの話題になって
「お前も知ってるだろうけれど、俺の耳が変じゃん?だからそれがコンプレックスなんだよな」
と言ったところ
「え?そうだったの?」
と言われたことがきっかけだった。
私としては、その友人との付き合いも長いし、当然右耳が変なことは分かっているものだと思いこんでいたんだけれど、相手にとってみれば、耳なんかそんなに注意して見てなかったらしいのね。
「あー、他人の耳ってそんなに気にしないものなんだなー」ということがすげー驚いたことだった。
で、なんかこれまで過剰に気にして髪の毛のばしてまで隠してたのがアホらしくなって、現在はマルガリータにしてる。もちろん、この変な耳もフルオープンですよ。
ま、変な耳を出してると、子供とかに気持ちわるーいとか言われることもあるけれど、「この耳は山奥でクマと格闘してこうなったんだぜ!」とか嘘とかに応用できるし、それに右耳が聞こえないことを説明するときに、理解してもらいやすいし、表に出しておいてもそんなに悪いことばっかりじゃないよ。
それで散髪の話なんだけれど、私の耳のような病気は、6000人から1万人に1人の割合で生まれるらしい。もちろん、後天的に怪我や火傷で耳の形が変な人もいるし、理髪店・美容院の人だってプロなんだからそれまでにそういう人に出会うこともあるだろうと思う。
だからそんなに固く考えることは無いんじゃないだろうかなー。
確かに私みたいな耳の人に慣れてる、っていうほどでもないかもしれないけれど、だからって誰もが奇異な目で見るとも限らない。馴染みなってしまえばそれが普通になるだろうしね。
でもどうしても耳の形が気になるようなら手術、という手もある。
増田の人の耳がどういう状態かは分からないけれど、小耳症専門の形成外科というのがあって、
小耳症治療専門クリニック
小耳症治療専門永田クリニック|小耳症治療について
私自身が手術をしたのはもう20年も前のことなので、手術しても変な耳なんだけれど、現代の医療の進歩はすごいので、こちらでは普通の耳と区別がつかないような感じに、整えるということもやってる。
別に小耳症に限らず再建手術という目的でもやってるはずなので、それを利用してみるというのもありかなと。
ただまぁ、私も耳のことについては今でもたまーに悩むこともあったりするし、それに初対面の人には未だに苦手意識があったりもするし、アドバイスできるほどポジティブにばかり捉えられてるわけでもないけれど。こういう考え方、こういう手段もあるということで。