誰に向けて書いているか

そもそも私が小耳症のことを書こうと思ったのは、私自身がかつて小耳症で悩んでいた経験があったからでした。


多感な中高生くらいのころに、何で自分は耳が変なのだろう?どうして他の人と違うのだろうと、よくありがちなことで悩んでいた時期があり、そうした経験をこうやってネットに書くことで、同じく悩んでいる、現在進行形の人たちに何かが少しでも伝わればいいかな、という思いから書き始めました。


今となっては、小耳症のことなんて正直なところ、気にもしねーよ、というくらい、かなりどうでもいいことになっていますが、私にもナイーブな頃があったので。


また、小耳症は発生頻度が非常に少ないこともあり、日常生活ではなかなか同じ小耳症の人と触れ合う機会というのは少ないですし、実際 私もインターネットの発達で初めて、他の小耳症の方との情報交換をすることができました。下手をすると、自分でも耳の形成不良のことが「小耳症」と呼ばれるものだと知らない、という人もいるでしょうし*1、その場合だと検索すらできないので、そういう方に、このサイトが何らかの形でも引っ掛かればいいかな、と思っています。
そうした状況もあり、細々とはしていますが、こうして雑文を書き散らかしています。


なので、たまにメールなどで

自分と同じような人間が世の中にいるとは思っていなかったので、とても驚きました

などと言われると、ああ、この日記を書いていて良かったなー、としみじみと思いますね。


だからと言って、ガッツリとアクセス数を伸ばそうとか、そういう気概は全然沸かないので、今後もだらだらと日記を書いていこうかなと思っています。


[オチなし]

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*1:私自身がそうでした。高校になるまで「小耳症」という名称は知りませんでした。