シマリスを肩に乗せたりして思う存分たわむれる:加茂山のリス園

今回はメレ子さんのブログ本が発売記念ということで、便乗してメレ子さん風に書いてみました。
参考:メレンゲが腐るほど恋したい




そんなわけで、旅ブログっぽくやってきたのは、新潟県の真ん中くらいの加茂市の、

信越線本線加茂駅。

(駅のロータリーにある妙なオブジェ)
東京駅からだと上越新幹線で長岡まで1時間40分ほど、そのあと信越本線に乗り換えて40分くらいで到着します。が、私は地元なので自動車できました。

(本日の大まかな行程メニュー)
今回の目的地である加茂山公園は、駅から歩いて5分ほどの距離でアクセスもいいです。

正面には鳥居があるので、分かりやすいですね。入り口近辺には駐車場もありますから、自動車の場合は直接こちらに停めてもいいでしょう。というか今回私はそうしました。
入り口にあったのが、カメの噴水。親亀小亀孫亀と仲良くしてますねー

カメ「まぁワシらはお互いフォローしてるしのぉ」
rikuo「Twitter使ってるの!」


そんなこんなで、やってきた加茂山公園には青海神社が祭られています。

青海神社


そもそも、青海神社は京都の賀茂神社社領で、分霊を祭られているなど古くから京都に縁のある土地です。地名の「加茂」の由来も賀茂神社からですね。また市内中心部を流れる加茂川があったりと、京都風の街作りをしていることから加茂市北越の小京都と呼ばれています

せっかくなので、お参りしておみくじを引いてみました。


なんと、大吉。幸先いいなぁ
参考リンク:新潟県加茂市 - 青海神社

カメの争い

神社の脇の方には、池があります。

この日は前日の雨のためか、池も濁っていましたが普段は確かもうちょっと綺麗だったような。

入り口の像にもありましたが、カメがいましたね。甲羅干しかな、気持ち良さそう。

そこに他のカメがやってきました、カメの像みたく仲良くしている様子が見られると思ったら……

「いやぁ、昨日は雨でキツかったッスねー」「……」

「僕もここで甲羅干しさせてもらいますわー」「……」

「ちょ、もうちょっと向こうへ」「……ここはワシの特等席や、若造は向こう行ってろ……」

「ちぇ、若造言うたかて、僕も1000歳やで、もうremoveしたるわ」
「1100歳のワシからすれば若造や、年長は敬わんといかんで」
大人しそうカメにも地味な争いが!と思った瞬間でした。

「みんな仲良うせなあかんでー(DMで)」


鬼の金棒


ちょっとここらで休憩。駅のすぐ隣のお菓子屋さん「京屋」で今人気のスイーツを買ってきていました。

参考リンク:菓房処 京家

「鬼の金棒」という、かりんとうの生地であんこを包んだお菓子です。イメージとしては揚げ饅頭に近い感じでしょうか、

ただ、揚げ饅頭と大きく違うのが、外側の皮がかりんとうのようにパリッとした食感が楽しめる点。ちょっと他にはない感じで美味しいです。これ地元で割と人気なんですよね、手土産などに買う機会があるのですが午後には売り切れてしまうこともしばしば。興味があれば帰りがけに買うより加茂山公園に行く前に取りおきしてもらっておくのもいいかもしれません。1個95円でした*1


リス園

さて、休憩もしたところでメインの目的のリスに会いに行きます。


看板の微妙なリスの絵を気にしつつ、坂を登っていきます

そうそう、新潟は雪国なので冬季は休業になります。

看板が見えてきました。

外観はこんな感じですね、入場は無料なので気軽に入れます。

そうするともうリスの楽園。



施設の全体像はこんな雰囲気になっています

(クリックで拡大します)
正直それほど大きくない施設ですね。この中に現在約50匹ほどのシマリスが飼育されています。リスのエリアを仕切る柵は用意してありますが、これは彼らのスペースを確保するためのもので、リスは自由に乗り越えて触れ合うことはできます。

彼らの好物はヒマワリの種。こちらは係員の方からやはり無料でいただけます。


「ヒマワリの種うめぇ」

こうして、手にヒマワリの種を乗せてそっと食べさせる、のが触れ合うときのスタイルです。
私もやってみました

「マジッ?ヒマワリの種くれるの?」


「うめェ、やっべ、マジ、止まらないっすねwww」
こんな風にして、リスと触れ合うことができます。
基本的にはリスは好奇心の強い動物なのですが、人間は身体も大きいですから警戒してそれほど積極的に近づいたりはしないです。餌でつらないとサービスしない、という。
またヒマワリの種をあげる際のコツは、こちらから追いかけないこと。そうすると逃げてしまうので、じっくり待つのが肝心です。できるだけ動かず、騒がないようにすると、リスも安心して近寄ってきます。

そんな風にして、ひとしきりリスにヒマワリの種で釣ったり、写真を撮ってたら私の背中をトトトトっと駆け上がってきました。他のリスにカメラを向けててあまり動かなかったせいもあるんでしょう。

おー、これは漫画チックな「肩にリスを乗っけてる図!」と内心とても興奮したものの、是非この場面を撮ってブログにアップせねば、という使命感から自分撮りに一生懸命で顔がこわばってますが、何枚か。



せっかくの嬉しい場面なのに撮るので一生懸命で全然表情が死んでいる笑えてないのは無視する方向で是非。それはさておき、うれしいサプライズでした。このリス園は割と好きで何度か足を運んでいるのですが、肩に乗ってきたのはこのときが初めてです。
このあと、帽子にも乗ったり手の上にも来たりもしましたが、それはうまく撮れなかったので残念。同行者がいれば写真撮れたのになぁ。
まぁ、こんな感じに触れ合うこともできる、加茂山公園のリス園でした。
入場も無料の施設ということもあって、特に子供連れなどに人気ですね。このためだけに新潟くんだりまでくるのはちょっと大変ですが、まぁ何か近くに用事があるなどでついでにとか、近隣の方にはオススメの施設です。

注意とか

リス園を利用する上での注意など。

騒いだり、追いかけない
リスは臆病な動物なので、追いかけたり大きな声を出すと怯えて却って逃げてしまいます。周囲の人も安心して触れ合えないのでその点は注意ですね。特に小さいお子さんの場合、結構走って追いかけることが多いのですが、落ちついてじっくり待つ方がいいです
歩くときは周囲を注意
リスはこの施設内を自由に走ることができます。写真を撮っていると、股の間を走って抜けてこともしばしば。足元近くに来ることもありますので、うっかり踏んで怪我をさせるケースが多いです。なるべくゆっくり歩くことや、歩き出す際には周囲を確認しましょう

おまけ


「こっち見んな」


……という訳で、メレ子さん風に旅行記風に書いてみたのですが、なかなか大変ですね。必要な情報を過不足なくまとめたり、写真を構成したりキャプション入れたり。今回は地元で予備知識のある施設だったものの、これを旅行先できちんとまとめるのはかなり難しいなー、と思いました。
やっぱりメレ子さんすげーなー、と改めて実感。
冒頭でも紹介しましたが、そんなメレ子さんのダイアリー「メレンゲが腐るほど恋したい」の内容をまとめたブログ本が発売されています。私は献本いただいたのですが、

  • 奈良公園のエキサイティング年中行事「鹿の角きり」
  • 神戸花鳥園でフクロウの妖しい笑顔にメロメロ!
  • 五能線で神秘の湖「十二湖」をたずねる
  • イカの町で出会ったモジャモジャ犬「わさお
  • スネークセンターでニシキヘビに巻かれる
  • インコが百羽いる夢の銭湯に行ってきた
  • 箕面昆虫館でなりふりかまわなさを学ぶ←大幅に加筆
  • (コラム1)虫のはなし←New
  • 鳥羽水族館と離島の宿で伊勢エビを味わいつくす
  • 熊野古道平安時代コスチュームプレイ!
  • 青春18きっぷで行くうさぎと毒ガスの島「大久野島
  • おまけ・ツバメ一家の夏
  • カヌーで森の滝つぼをめざす
  • 昆虫館で美チョウにたかられる&ゴキブリおさわり
  • (コラム2)マニアックフェス←New
  • 阿蘇のふところで切磋琢磨するクマたち←New
  • わさお、冬の日本海を走る←大幅に加筆
  • 富士額の犬と、白銀の森を駆けぬける←New
  • (コラム3)わさおムーブメント年表←New
  • あとがき
  • おでかけリスト
ブログ本『メレンゲが腐るほど旅したい』出版について - メレンゲが腐るほど恋したい

北は北海道で犬ゾリ体験から、南は沖縄でカヌー体験などメレ子さんが旅行してヘビに巻かれたり、昆虫と戯れたり、わさおと出会ったり、昆虫と戯れたり、鳥と戯れたり、ウサギを可愛がったり、昆虫と戯れたり、わさおに再び会いに行ったり、昆虫と戯れたりと昆虫多めの一冊になっています。
ダイアリーの内容から加筆されたものもあり、書き下ろしもありと普段から「メレンゲが腐るほど恋したい」を購読されてる方にもきっと楽しめるでしょう。


ちなみに昆虫も多いのですが、生態なども丁寧に説明されていて、苦手な人でもきっと興味が持てると思います。あと感じたは、写真のキャプションがとても上手いなー、ということ。動物や昆虫などにアテレコみたいな感じで台詞をつけているのですが、言葉のチョイスが的確なんですね。
今回真似してみて、特に思ったのは動物も色々コンディションがありますから、狙った表情を撮るは難しいんですよ。さらに写真撮りつつ、記事の構成も考える必要がありますから、すごいなーと感じました。

併せて買いたい

わさお写真集も是非

ブサかわ秋田犬 わさお (セレクトBOOKS)

ブサかわ秋田犬 わさお (セレクトBOOKS)

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*1:確か6個入りだと500円とかだった記憶(あいまいですが)