耳の日なので、私の耳のお話:相手にどう説明するか
何度か書いていますし、このダイアリーのタイトルを「聴く耳を持たない(片方しか)」にしているように、私は片方の耳がほとんど聞こえません。
約1万人に1人の割合で生まれる、先天性の耳介形成不良いわゆる「小耳症」です。つまり、簡単に言うと
私の場合は、生まれつき右耳が変で
小学生の頃に手術をして
現在はこんな耳になっています。
で
小耳症って: 我が家の小さなお耳くん
小耳症って何なんでしょうか?
障がい?病気?説明に困りますね
ウチの息子は
片耳がなくても身体障害には当てはまらず
片耳が聴こえているから聴覚障害にも当てはまらず…
小耳症って: 我が家の小さなお耳くん
こうしたエントリーがあったので、私自身どういう風に説明しているか考えてみました。
ちなみに想定する状況は口頭で説明するケースですね。こうしてネットで説明すると、分からない言葉は気軽に検索できるので冒頭のような表記でやっています。
この耳は「病気」です
この表現あんまり使わないですね。
「病気」の定義にもよるわけですが、先天性の形成不良が「病気」か?というと私も自信がないです。ただ先天性で内臓疾患の場合は「病気」とする場合はままあるので、小耳症も「病気」と言えばそうなのかもしれませんが……、やっぱり、あまり使わないです。
この耳は「生まれつき」です
この言葉は割とよく使います。
「生まれつき変です」「生まれつきこういう耳です」とか。「先天性」はあまり口に出して使わないので、こうした表現になりますね。
この耳は「奇形」です
「奇形」については、表記として以前あまり使わないで欲しい、とメールをいただいたことがあるのでネットでは避けているんですが、口頭で説明するならこちらを使うこともあります。放送禁止用語とか、最近は世間的にも避けられている言葉なんですけれども、個人的にはさしてどうとも思ってないので。
あと年配の人だとこの言葉の方が意味が分かりやすいこともありますね。
この耳は「障害」です
「身体障害」「聴覚障害」には当てはまらない、ということですが、確かに「難聴」ではありませんし、障害者手帳が発行される程度の「障害」ではないのは事実です。なんですが、片方の耳がほぼ聞こえない、というのが何ら不便でないというわけでもないので、それは「障害」には当たるのではないかなー、とは私は思います。
「難聴」ではなくとも、聞こえ方には不便さは実際ありますから「聴覚障害」と言ってもいいかと。
なので私は「障害」という言葉は使います。
見た目の形状の問題は個人差あるので、ちょっとここでは除外。ただ形が変、というのもそれは「障害」だとは思うんですけれどもね。
ざっくりと、こんな風に説明していますよ、とこんな風に私自身は捉えていますよ、という話でした。
小耳症と言っても状況は様々で、色々と個人個人で捉え方・考え方はそれぞれだと思うのであくまで、そういう人もいる程度ですが、参考になれば。
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