Twitterに最適化した「ついったー文体」を考えてみた
先日こうしたBookmarkletを作りました、
Twitterをいつから利用し始めたのか?を調べるBookmarklet
そこで改めて私がTwitter始めてから随分経ったこと、またそれをきっかけに、初めてTwitterを利用したころは最初どう書いていいものか戸惑ったな、と感じたことを思い出しました。というわけで、私がTwitterを使い出した際に考えたこと、そしてそれ受けてどのようにしたのか?つまり、表題の通り文体を再考するきっかけになったわけですが、そういう風にした経緯などを備忘録として言語化して、記録しておこうと思いました。
Twitterの特徴として
まずはTwitterの特徴を理解する必要があります。最初に5つの「できない」ことを挙げてみました。
できないこと
再編集が出来ないのは、従来の掲示板やコメント欄でもあるので特別なことではないですし、ケータイのような絵文字も同様にそうです。ただ改行が使えないので、複数行に渡るアスキーアートは出来ないですね。
( ´ ▽ ` )ノ こういう1行の顔文字や orz などは使えますが。
あと、いまどきフォント弄りて、とは思うのですが、要はテキスト表現のみで strong要素、em要素や q要素、blockquoute要素などを使えないということです。
また、最も大きな特徴としては
- 140文字までしか書けない
- 投稿にはそれぞれ個別にPermalinkがある
ということですね。
そうしたTwitterの仕様を踏まえて私が考えたことは、普段のブログとは文体を変えよう ということでした。
Twitterの特徴にあわせた文体を考えた
これまで書いてきた通り、Twitterでは画像で補足もできず文字での表現が大きな比重を占めています。また制限文字数も140文字までと、かなり厳しいですね。そうした条件を踏まえて、Twitterで文章を書く際に気をつけている点を挙げてみました。
句読点をちゃんと打つ
改行が使えないので、読みやすさを考えればこれは当然の配慮。
語尾を伸ばす
ここまでの文章で分かる通り、私は基本的にブログでは敬体……いわゆる「です・ます」文体……で書いています。なぜ敬体か?というと、その方が柔らかい印象になるのではないか、また読みやすさも向上すると考えている為なのですが、この文体そのままで Twitter に投稿すると、短文であるため硬いイメージを与えてしまいます。
- 例) @sample 確かにそうですね。私もそう考えています。
かと言って、わざとぶっきらぼうに書いたりや、変にだらけても違和感があるので色々と試してみた結果、語尾を伸ばすことで敬体はあまり変えず、かつ「硬さ」が緩和できるのではないか?と考えました。
- 例) @sample 確かにそうですねー。私もそう考えています。
- 例) @sample 確かにそうですねぇ。私もそう考えています。
など。
どうでしょうか?多少なりとも、砕けた印象を受けるのではないでしょうか。
角括弧 [ ]を使う
ざっくりと、2種類の使い方をしています。これは実際の投稿事例で説明しましょう
[ダイアリー更新] はてなブックマークの隠しモード発見! http://tinyurl.com/8gpg7g 最近長文が多くなってきてるので、ま、たまにはコネタで。はてなブックマークのベンチマークモードを使う方法について。(そんなたいしたネタじゃないです)
http://twitter.com/rikuo/status/1136428847
[気になること] 歯に自害用の毒カプセルを入れて生活している人の食生活。
http://twitter.com/rikuo/status/1151960457
書く内容を分類していること、はてなダイアリーで言えばカテゴリー、はてなブックマークで言えばタグに当たるでしょうか。自分自身の分類のためだけでなく、内容を行頭で提示することで分かりやすさを追求してみました。
また同じ角括弧でもこう使っているケースもあります。
レベルEで異常に野球好きなため、将来の大選手を生み出すかと思うと、迂闊に地球を粉砕できない宇宙人がいたけれど、続きが気になるマンガがあるから、侵略を躊躇ってる宇宙人というのも現実にいるのかもしれませんね。[ハンタの休載で世界が延命できてる説]
http://twitter.com/rikuo/status/1129990408
星新一は、無人島に漂流した構図の海外1コマ漫画を数千種類収集していたそうですよ。[これ豆知識な]
http://twitter.com/rikuo/status/1129966586
文末の場合は、自己ツッコミ、文の調子を整える、オチ、補足、などに使っています。この書き方は他のダイアリー・ブックマークコメントでもたまに見かけるので色々と由来があるのでしょうが、私自身は【おれカネゴン】文体の模倣になります。
参考:あけてくれ -- おれカネゴンの『算数できんのやっぱり気にしすぎとや』日記
個人的に、【おれカネゴン】文体好きなので*2。
鍵括弧「」を使う - その1
上述の通り、改行や強調表現が使えない為……という前提もありますが上の文章で言えば
かつ「硬さ」が緩和できるのではないか?と考えました。
の様に、その言葉に意味を持たせたい場合、強調や区別のために使っています。
鍵括弧「」を使う - その2
Twitterは「いま何してる?」という事を書く場となっていますが、私は思いつきであれこれ書いています
「おじいちゃん、それTwitterじゃないでしょ!」
http://twitter.com/rikuo/status/1157532309
「トラウマを受けた子が不老不死の薬を開発する物語」
http://twitter.com/rikuo/status/1151980877
「ガチャピンそっちは残像ですぞ」のGoogle検索結果 http://tinyurl.com/7uanuk 807件
http://twitter.com/rikuo/status/1133232800
この場合、実際に私の祖父がTwitterと勘違いして何かした……わけではない、ということを示すために鍵括弧「」を使っています。こうした活用の仕方は イン殺さんを模倣・亜種ですね。
とりあえずは、この辺りですね。
まとめ
実際こうした手法が国語的には正しいとかは、さておき。それに私自身ガチガチにこのルールを遵守している訳でもなければこうあるべきだとも考えてません。いろいろごちゃごちゃ書いてきたけど、Twitterの使い方なんて人それぞれなんだし
まぁ、好きにかけばいいんじゃね、っていう。
ただ大きな前提として、文章のみの限られた表現でいかに分かりやすくなるか、またニュアンスが伝わるか?を工夫しているというところで、普段なにげなく書いてる文章をどういう思考でそうしたのか?その変化の流れを言語化して記録しておこうと考えた次第です。
予告
今回は、体裁に当たる文体でしたが、次回はTwitterに投稿する内容についてどういう点を気をつけているのか?を書く予定。
*1:Greasemonkeyなどやモバツイッターのように発言内容に画像が含まれていた場合、展開して表示する機能を持ったものはありますが、あくまで標準ではワンクリックをしないと画像が見れないという意味で
*2:文体だけでなく、「皆の者、狼煙じゃ。狼煙を上げぃっ」的にべつやくれいさんの単行本を宣伝したりと、色々パクってオマージュしています